私たちはこの夏、環境活動団体The Oxygen Projectと協力し、いま世界の水域で深刻な脅威となっている「有害有毒藻類ブルーム(HABs)」について、啓蒙活動を行っています。プランクトン藻類が大量に繁茂し、水が赤や青に見えることから日本語では「水の華」とも翻訳されます。その一見美しい翻訳とは裏腹に、地球の未来を脅かす深刻な環境問題です。
藻類は自然に大発生することもありますが、私たち人間の活動がこれを急激に加速させているという事実が、近年次々と明らかになってきました。過剰に繁茂した藻類は、人間や動物にとって有害であるだけでなく、地球上のあらゆる水路を塞ぎ、水生生態系を崩壊させています。
HABsは、北米の五大湖、英国の湖水地方、南米のチチカカ湖、エチオピアのタナ湖、さらには地球上で最も古く、最も深い水域であるシベリアのバイカル湖でも確認されています。いずれの地域でも、水の生態系に深刻な影響を与えています。
この事象は、あらゆる影響が複雑に絡み合って引き起こされています。急激な気候変動、肥料や農薬をはじめとする有害化学物質(人間の排泄物を含む)の水路への流入などです。
再生可能な未来を築くために、いま私たちはともに行動を起こす必要があります。
現在私たちは、The Oxygen Projectと協力しながら、UNESCO(ユネスコ)への書簡に署名を集めています。世界中のより多くの人々にこの問題について知ってもらうことができ、署名が集まればHABsに関連があるとされる工業型畜産業や大型農業、特にリン酸塩や硝酸塩の使用をやめるよう各国政府に要請できます。
The Oxygen Projectは、まだ若くてダイナミックな独立組織です。地球上の酸素(Oxygen)を作り出している生態系への人々の意識を高め、それを守るために設立されました。
Vivobarefootの水陸両用シューズ「Ultra III」は、藻を原料としたBLOOMフォームを使用しています。一足一足が水路から有害な藻を取り除き、代わりにきれいで新鮮な水を生態系に戻すことに貢献します。
私たちは、一人でも多くの人に「有害有毒藻類ブルーム(HABs)」の問題について知っていただき、これを引き起こす有害な人間の活動を規制するよう、政府や国際機関に求めていく必要があります。みんなで一歩を踏み出せば、きっと何かが変わるはずです。
この環境問題の解決にご賛同いただける方は、UNESCO(ユネスコ)宛の書簡にぜひご署名ください。署名する(英語)
元の記事(一部加筆):https://www.vivobarefoot.com/rw/blog/oxygenproject