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子どもはみんな天才ランナー！

2023年2月22日

KIDS ARE NATURAL BORN RUNNERS – SO WHAT HAPPENS AS WE GROW UP?　

子どもはみんな天才ランナー！

子どもたちが砂浜を駆け抜ける様子や、路上を走る姿を見ると、その完璧なランニングフォームに気がつくことでしょう。

子どもの走り方は、

上体はまっすぐ上：肩、腰、ひざが直線でつながっています
小さな歩幅で軽快なステップ：大股やかかと着地ではありません
リラックス！：子どもたちは笑いながら、遊びながら走っていますが、ケガはしません

一方で、大人の走り方はどうでしょうか？子どもたちのように完璧とは言い難いですよね。

では、私たちが生まれながらにして持っている素晴らしいランニングテクニックに、一体何が起こっているのでしょうか？

実は、現代において一般的な靴が、私たちの走り方に悪影響を及ぼしている可能性があります。それを示す証拠が次々と明らかになっています。

科学雑誌『ネイチャー』に掲載された最近（2018年）の研究では、クッション性の高いランニングシューズが、ランニング着地時の（健康な成人の）身体への衝撃を緩和するどころか、実際には増幅させている、と結論づけています。

クッション性があることで着地時にひざが伸展しやすくなり、身体への負荷を高めてしまいます。つまり、靴にクッション性があっても、衝撃によるランニング障害を防ぐことはできない、という理由を説明する研究結果となりました。

クッション性の高いランニングシューズを履くことで、ランニング中にケガをする可能性が高くなるとしたら…一体どうすれば良いのでしょうか？

VivoKidsは、子どもたちが裸足で、あるいはできるだけ裸足に近い状態で走ることは、人間が生まれつき持っている自然なランニング技術を維持するための素晴らしい方法であると信じています。

靴を履かずに育った子どもと、日常的に靴を履く子どもの足を比較したいくつかの研究を通して分かったことがあります。靴を履かずに育った子どもは足が丈夫で幅が広く、足のケガも少ないということです。また、靴を履かずに育った子どもは扁平足も少なく、これも足全体の健康を示す一つの指標とされています。

また、南アフリカとドイツの2つの大学で行われた最近の研究では、裸足で過ごす子どもたち（南アフリカの子どもたち）は、靴を履いたドイツの子どもたちよりもバランス感覚や運動能力の点で優れていることがわかりました。

東アフリカのランナーは10代になるまで靴を履きません。ニュージーランドや南アフリカでラグビーを学ぶ子どもたちもティーンエイジャーになるまで裸足で過ごしています。サッカーをするブラジルの子どもたちもそうです。そして、バランスと足の技術が重要な武術を学ぶ子どもたちは、どの国でも裸足で過ごしています。なるほど理にかなっていますよね！

歩く、遊ぶ、登る、踊る、走るといった動きを裸足で行なっている子どもたちは、従来の硬くて狭くて窮屈な靴から解放されています。そのため、彼らは足の成長に伴い得られる身体能力、技術、バランス、強さを維持できる可能性がとても高いと、私たちは信じています。

そして、座ってスクリーンを見ていることが多い現代社会では、身体能力の高い、活動的な子どもを育てることがこれまで以上に重要になってきているのです。

子どもたちができるだけ裸足でいられるように、そして靴を履かないことが現実的でないときのために、子どもたちの靴をミニマルにしてあげましょう。薄く、幅広く、曲げやすくすることで、できるだけ裸足に近い状態で足を成長させることができます。