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尾道らしい古い家々の間を縫うように続く坂道の途中に佇む「坂道美容室」。玄関を入ると、手作りの温もりが感じられる空間が広がり、三階には尾道の街を見下ろす開放的なプライベートルームが待っています。植物の力を活かした施術を通じて、”
身体と心に調和をもたらす”。そんな想いでこの場所を営むのが、店主の中司さんです。
中司さんは、環境や身体に負担をかけるケミカルな薬剤を使用せず、植物を使った美容法を学ぶ「TSUKI ACADEMY」を卒業。その後、インドの伝統医学アーユルヴェーダの知恵をベースに、ハーブや植物染料を煮出して行うヘアカラーやトリートメントを提供しています。可能な限り自身でハーブを栽培し、月のリズムに合わせて収穫・蒸留。そこから生まれる蒸留水やティンクチャーは、施術の中で活用されています。
アーユルヴェーダ的草木染め「beyond」というコースでは、まずドーシャ(体質)に合ったフレグランスティンクチャーを選ぶところから始まります。その香りから中司さんが選んだ6種類のハーブをお客さん自らの手でちぎり、香りの変化を楽しみます。その後、煮出したハーブの煎じ液は、カラーリングに使用するヘナなどのパウダーを溶くために用いたり、髪にかけ流すトリートメントとして使用します。
『 意識を自分に戻すことがとても大切 』
現代は、他人軸で意識が外に向きすぎてしまい、自分の軸を見失い、気づかないうちに心や身体がしんどくなっている人が少なくありません。だからこそ、「意識を自分に戻すことがとても大切」だと、中司さんは語ります。
また、施術を行う側にとっても、自分自身が中庸でいること、そして乱れずに人に触れることの大切さを実感しているといいます。
中司さんのマッサージは、手のひらでそっと包み込むようなやわらかさが印象的。なるべく力を入れず、手のひらの面積を広く使って触れることを心がけているそうです。
また、すべての手技の際には裸足になることが多く、丹田からのエネルギーを身体の先まで伝えるには「足の使い方がとても大切」なのだと話してくれました。
そんな足元には、薄くてやわらかいセンサスがぴったりなのだそう👣
山小屋で働いた経験があり、山歩きが趣味でもある中司さん。四国遍路や熊野古道などのトレイルにはマグナ、普段使いや庭仕事にはプライマスライトニットナチュラルと、シーンに合わせてアウトソールの違いも楽しみながら、VIVOを日々の暮らしに取り入れています。
骨格に合わせて立体的に髪をカットする骨格補正カットも取り入れ、カット技術にもこだわる坂道美容室。そして、自然の力をそのまま感じられる五感に寄り添う施術は、美容室の枠を越え、自然と深呼吸したくなるような時間を届けてくれます。
中司 吉昭(ナカツカ ヨシアキ)
自然美容師
坂道美容室 : https://sakamichi-hair.com/
30歳の時に11年続けた美容師を辞めて、北アルプスの山小屋で働いた事をきっかけに、自然界と社会との関係性について考える様になり、アーユルヴェーダやパーマカルチャーとの出会いにより、現在はハーブの香りに包まれた美容室をしながら、手仕事や農を軸にした生活を営み中。
自然を感じる日常モデル
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「yuugureno_lion」と名付けられた、祖父母が残した古民家でセルフリノベーションを楽しんでいる中司さん。庭ではハーブを育てたり、中司さんの好きなモノやコトを発信、シェアする場として進化中です!
writer:Mariko Hosoi
photographer:Haruo Kotera(@haruokotera)