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今回は7月のボルダーハントで発見した岩を登りに行った。
地形図で目星をつけ、渡渉を繰り返し、半ば諦めかけた時に見つけた、思い入れのある岩だった。喜びも倍増だ。岩から降りてきた一宮氏に”いける気がする”と呟いた理由を聞いてみた。”岩のヌメリが減った感じがして、登れると思ったんです〜”と。私と同行していたクライマーでその部分を触ってみたが、正直違いが全くわからなかった。一宮氏はVivoを履きだして、感覚の閾値や、運動イメージが変わったという話をよくしてくれる。簡単にいうと意識化することで感覚を受け取る感度が良くなり、些細な変化も感じ取れたり、足先や指先の末梢から体幹などの中枢部分への運動の繋がりをイメージでき、連動して動かせるようになったと。それが無意識化の領域にまで達している。つまり、固有受容感覚が敏感になり、自己の内部にある身体図式がより鮮明に、明確になり、身体操作能が向上している。固有受容感覚とは、筋肉や腱、関節内にある体の動きを感じとる受容器。運動技能やバランス感覚に密接に関係する。これは何もプロアスリートだから起こった変化ではない。もちろん感じ方には個人差があるが、日頃から感覚を受け取れる環境、意識によって変わる。前職のセラピスト時代に、患者さんに対して感覚-認知のトレーニングをしていたが、ここまで意識化でき、それが無意識化の運動にまで繋げられているケースは初めてみた。"感覚が運動を変える"元医療人としても興奮したボルダーハントであった。次の冒険も楽しみだ。
Reported by HIROKI HAMADA
回生プロジェクト草の根運動”裸足登攀倶楽部”を開催しました。開催地のガレーラクライミングジムは一宮氏が以前働いていた場所。
店主むむさんが、vivoを履いてくれていることもあり、参加されたお客さんの半数以上がvivoを履いていました! 嬉しい!!
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筋力、持久力、テクニック、バランス、メンタルなど、クライミングの総合力が問われる課題だった。核心部は上部のスラブ。スラブとは、表面に凹凸が少ない岩面のことで、手がかりが少ないため滑るリスクが高く、登攀するのが難しい上にかなり怖い。