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【Store Blog】はじめてのソロテント泊

【Store Blog】はじめてのソロテント泊

ストアブログでは、
・どんなシーンでVivoを履いているのか
・Vivoを履いたことで変化したこと
・シューズの使用レビュー など
スタッフ自身のリアルな体験や感じたことをご紹介します。

今回は、Vivobarefoot  Kyotoの安藤がお届けします! 



〜憧れのくじゅう"坊ガツル"を目指す〜

一年前、和菓子職人からVIVOスタッフへ転身した私は、個性豊かな人達の影響を受けて、何か新しいことにチャレンジしたいと思いはじめていた。

そういえば一人でテント泊したことないなぁ、、

装備は揃ってる。あとは実行するのみ。
なんだかワクワクしてきた。

最初に決めたことは場所選び。
いろいろ考えているうちに"九州"が候補にあがった。

理由は、
・田舎が鹿児島。
・福岡で育った。
・嫁ぎ先が宮崎。
・土地感がある。
・時々帰りたくなる。

決定だな。
はじめての場所にピッタリだ。

前から『坊ガツル』という場所でテントを張ってみたいと思っていた。
そこを拠点にくじゅう連山を自由に歩いてみようかな。
そして、友人にも会いに行こう!

大好きな九州へ帰る。
その日がくるのを指折り数えて待ち焦がれていた。
それなのに、、、季節外れの台風が接近!
天気予報と睨めっこの毎日。
計画が何パターンにも増えていった。
そして、決断できないまま、とうとう前日になってしまった。

これはもう、行ってみないと、わからないな…

覚悟を決めて、衣食住を詰め込んだザックと共に夜行バスに飛び乗り、台風に向かって九州へ旅立った。

博多に着いたら朝一番の列車に乗って、豊後中村駅に到着。
それからコミュニティバスに乗って、霧に覆われた牧ノ戸峠にたどり着いた。


<特急『ゆふ』赤い車体のディーゼルカー>

 

台風が過ぎ去ったばかりで、天候が不安定。
次の日はもしかするとどこにも登れないかもしれない…
とりあえず、山を越えて歩くルートにしようと、星生山のピークを目指すことにした。

悪天候のせいか、ハイシーズンなのに歩き始めから登山者がほとんどいない。
そして星生山のほうへ向かっていくと、いよいよ誰もいなくなってしまった。

しばらく歩いていると白い景色の中にぼんやり、うっすら、大きな影が…。
何度も目を凝らしてみる。

確かにそこに、何かがある…
まるでムーミン谷に出てくる"モラン"という魔物のようなシルエット。
恐る恐る近づいていく。

な〜んだ〜、山かぁ(ホッ) 


<近づいたらお花をまとったかわいい魔物だった>

 

一人だと想像力がたくましくなる。
ホッとはしたものの、先が見えづらいので、このまま行っていいのか躊躇してしまう。
落ち着いて地形を確認して、とりあえず前に進むことにした。

登りはじめは、小さな川を渡り、いくつかの池塘(ちとう)が見える場所に出る。

美しいなぁ〜

楽園のような場所を歩いていると、心が少し前向きになる。
もしかするとこのルートは当たりだったんじゃないかな〜と思ったのも束の間、すぐに急な登りが始まる。
しかも、けっこうよじ登る系。

背中には全てを詰め込んだ大きなザックがある。
誰か来る気配もない。
この先、道がどうなってるのかもわからない。
引き返すほうがスムーズかもしれない。

でも、なんだか行けそうな気もする。
クライミングを始めたからか、体がスイスイと動く。
これは、行けるな、、と判断して慎重に登りはじめた。


<池塘(ちとう)とは、山地や高層湿原の泥炭層に自然にできた小さな池のこと>

 

5月下旬から6月上旬のくじゅう連山は、ミヤマキリシマが美しく咲き誇っていることで有名だ。
霧でスッキリとは見えなかったが、風で流されるたびに見え隠れする桃色の風景はそれはもう幻想的。
台風に耐え抜いて美しく懸命に咲いている小さな花を見て、とても励まされた。

無事に登頂、さらに進む方向を探す。

…え?道はどこ?

行く手には高度感たっぷりの岩場しかない。
いやいや、スリリングすぎる…。
風もけっこう強い。
そしてやっぱり先が見えない。
でも自力で下りなければ…。
とりあえず着実に足を置きながら進んでみることにした。

情報量が少ないからこそ、感覚に頼る。
いや、、少ないからこそ感覚が敏感になるのか…?

足裏のセンサーに集中する。
しなりのあるソールがしっかり岩をとらえて「大丈夫」と言ってくれてるみたいだ。
自分の足を信じることができる。

VIVOでよかった…

VIVO店員の性分なのか、どこに出かけるのも
「靴はどれで行こうかな?」と、考えてしまう。
移動するための靴というアイテムは
旅の"質"を左右する決め手になるのかもしれない。

そして今回はこの靴で行くと最初から決めていた。
『TRACKER LEATHER AT LOW』
登山用で買った初めてのVIVOシューズ。
いろんな旅を共にしてきた相棒でもあり、
山で歩く楽しさを最初に教えてくれた思い入れのある一足でもある。


 <ミヤマキリシマとトラッカーレザー / 九州に熊はいないけど、お守りの鈴をつけた>

 

星生山から無事に下山すると、どこまでも広がっている荒野がサーッと現れた。

あの場所に下りるのか…

吸い込まれるように岩場を下りていく。

下り立つと、そこはまるで異世界。
『どこかの惑星に不時着した地球人』という設定で妄想してしまいそう。
大きなケルンが等間隔に続いていて、「こっちだよ〜」と手招きしているようにも見える。
誘われるがまま歩いてしまっていいのか…と一瞬戸惑う。


<ケルンと北千里ヶ浜 / 昔、霊場だったそう。妙に納得してしまった>

 

スーーッとあの世とこの世の境目のような小川が流れている。

誰もいない…心細い…

でもなぜか、足取りは軽かった。
足の裏からエネルギーが伝わってきて補給されていくみたいな感覚。
疲れがどんどんなくなってくるようだ。
歩けば歩くほど全身の神経が研ぎ澄まされていく不思議な場所だった。

あぁぁ〜、自由だぁぁ〜

ここ数日間の緊張から解放されて、気持ちが込み上げてきた。
この場所に来れたことが本当に嬉しかった。
このままどこまでも歩いて行けそうな気がした。


<次に訪れた時は、裸足で歩いてみたい>

 

しばらくすると、前方に開けた景色が見え始めた。

坊ガツルだ!

写真で見た草原のような緑色の風景!
間違いない!
ハイジのように駆け出したくなってしまう。
でも、ここからは急勾配のゴロゴロ岩場。

焦るな…

逸る気持ちを抑えて、硫黄の匂いがする法華院温泉山荘に向かって一歩一歩下りていった。

山荘周辺はあとでゆっくり散策するとして、まずは坊ガツルで今日のお宿(テント)をたてる。
一人部屋をあたえられた時のようなワクワク感♫
今夜はここでのんびり山暮らしだ!

ひとまずお湯を沸かしてコーヒー休憩。
そのあとは温泉へGO!
山でお風呂に入れるなんて、贅沢の極みだ。

人との出会いもあった。
歩いていた時に情報交換した人達と山荘の前で再会し、温泉でもたまたま一緒になった。
五人グループで関西からフェリーで来たという二人組。
一人で坊ガツルに泊まりに来ていた私に興味津々のご様子。
帰りの便が台風で欠航になってしまい、一泊の予定が三泊になってしまったと話してくれました。
「仕方ないことやし、めいいっぱい楽しんで帰るわーー」と笑顔で顔を見合わせていた。
みんなそれぞれドラマがあるなぁ。 


<法華院温泉山荘 / いいお湯と温かい時間だった。>

 

テント場に戻ったら晩ごはんづくり。
玄米麺でペミカンナポリタンと乾燥野菜のスープを作ってみる。
京都店で販売している玄米麺と乾燥野菜を使ったメニュー。
道具も材料もなるべく最小限にするのは毎回の課題である。
北米先住民の携帯保存食である『ペミカン』の調理法をかなりアレンジして(自己責任)、ナポリタンソースを作って持っていった。
麺の茹で汁はスープで利用。

「美味しっ!!」

あ、声が出ちゃった。笑
誰かと共有したいぃぃ…
こういう時、いつも思う。


<ごはんを作る / 日常に戻れて気持ちが落ち着く>

 

山肌から分厚い霧が流れこんでくる。
ボーッと眺めながら、ナポリタンをすする。
片付けをして、寝る準備をしたら、扉を閉めてテントの中でゴロゴロと寝っ転がった。
外ではカエルの大合唱、、、ウトウト、、、

月の光で目が覚めた。
どのくらい寝てただろう。

様子が気になって外に出ると、霧がすっかり晴れていて、さっきまで姿を見せなかった山々が一斉に現れた。
暗闇の中、大きな影にぐるりと囲まれる。
なんだか見られているみたいだ。
カエルやフクロウ、カッコウ、何かの動物の声…
そして自分の呼吸の音も聞こえてくる。

生きてる…

怖気づいて、急いでテントの中に入った。
シュラフに包まって、今度は深く眠った。


<坊ガツルは湿原で足元がフカフカだった〜>

 

え…?朝…?今、何時?

二日目は雨予報に変わったので、
早めに下山して友人に会いに行く予定にしていた。

寝坊した!

頭フル回転でバスまでの時間を逆算する。
急いで朝ごはんを作って、
食べながら片づけて、
荷物を背負って、
走って下山した。


<帰り道 / 雨ヶ池のルートは聞いてたとおり雨でぐちゃぐちゃだった>

 

ギリギリ、間にあったーーー!
ん…?誰かに呼ばれてる…?

キョロキョロあたりを見回すと、温泉でご一緒した方々が手を振っている。
よかった。今日こそ帰れるようになったんだな。
「また、どこかで〜」とつい言ってしまった。

バスが向こうからやってくるのが見える。
いろいろあったけど、このタイミングで来て本当によかった。
流れていく景色を見つめながら、待ってくれている友人の町へと向かった。

 

writer: Kayo Ando (@vivobarefoot.kyoto)

 




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北海道を3足の靴で過ごす。

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今回の旅のテーマは
「感じる・動く・繋がる」に集中する旅。
雪板、雪中泊、流氷、食や文化や歴史...
北海道の風土と遊びを全身で味わうこと。

昔の自分なら旅のテーマは、
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Vivoと出会う前は
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- ライフスタイルの中にあるVivo -
旅も日常も、地続きになっていく感覚
東京の増田・京都の高本・札幌の吉田と僕、スタッフ4人で、北海道を巡る雪板トリップへ。総移動距離 約1,500km。車で移動しながら、雪板で遊び、食やローカルの空気に触れる8日間。
でも今回の旅で強く感じたのは、
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