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【活動レポート vol.2】 回生~KAIKI~ プロジェクト Boulder hunt

【活動レポート vol.2】 回生~KAIKI~ プロジェクト Boulder hunt

今回の課題は高さ7~8mほどの大岩。

筋力、持久力、テクニック、バランス、メンタルなど、
クライミングの総合力が問われる課題だった。

核心部は上部のスラブ。
スラブとは、表面に凹凸が少ない岩面のことで、
手がかりが少ないため滑るリスクが高く、
登攀するのが難しい上にかなり怖い。

クライミングは内外の環境因子の影響をすごく受ける。
シューズに比べ、べアフットクライミング特有の環境因子というと、足裏の発汗によるヌメリだ。これによりリスクも難易度も高くなる。

 

進んでは戻り、レストして、また進むを繰り返す様子に、
ヒリヒリする緊張感がその場に漂い、周りにいた皆んなが固唾を飲んだ。

 


使えるホールドを手だけでなく、足裏や指先を使って
探したり、足裏のヌメリを取るためにチョークを塗りながら
登攀する一宮氏を見ていて、ふと、自分がVivobarefootで山を登り出した頃を思い出す。

それまではハイカットの登山靴やクッション性の高いシューズで歩いていた。
硬いアウトソールやクッションに守られている分、足への注意力が低下し、足を置く位置や路面環境にそれほど注意を向けず、ガシガシと雑に歩いていた。

Vivoを履くようになってそれが変わった。
理由は、雑に歩くと痛いし疲れるからだ。

痛みや疲労を回避するために、足を着く位置の形状や構造物の種類、路面環境など、視覚による確認と、足裏の固有感覚情報もキャッチしながら歩くようになった。

こう足を置くと滑るなとか、段差が高い場合は着地で
足裏が痛くなるので小刻みに降りようとか、
路面の柔らかさや強度を足裏で確認したり、
今日は左の小指が使えてないなーとか。

考えながら歩くことで、だんだんと歩く行為自体が楽しくなった。
目的を達成するための歩きから、歩くこと自体に楽しみや目的が生まれた。

そうすると、歩くペースも落ちて心肺や筋関節の負担も減ったし、自然と顔と体が起きて、周りの景色を見ながら歩くようになった。

スピードハイクでピークハントにしか興味のなかった登山から、道中も楽しむ登山に変わった。

と、走馬灯のように思い返してると、達成感と安堵の雄叫びが静かな山の中に響いた。
一宮氏が登りきった。

 

 



山でvivoを履くのが不安な方。
僕のようにゆっくり考えながら歩くことで、山の新たな楽しみが見つかるもしれませんよ。

Reported by HIROKI HAMADA

 

 




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