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【活動レポート】

【活動レポート】"風越学園"学校コミュニティから広がるベアフットの重要性

9/9(火)に”学校法人 軽井沢風越学園”@kzks.2020さんにてベアフットサイエンス開催の機会をいただきました。

 

「どんな子どもにも幸せな子ども時代を過ごしてほしい」

「遊びが学びへとつながっていく、この人間の自然な育ちを大切にした学校をつくりたい」

 

風越学園さんでは、「遊び」を学びの土台と捉えています。講義中心の一斉授業や画一的なカリキュラム・固定的な学級編成等に代表されるような従来型の学校教育に限界を感じている一方で、子ども自身と公教育の可能性を信じ、「どんなことに幸せを感じるのか」「自分以外の一緒に生活する仲間や生き物・自然を含めて、幸せになるとはどういうことだろうか」と考え続けてもらいたいという願いをベースに学校を運営されています。

3歳から15歳までが一つの校舎で学び、学園が目指す教育のユニークさと、子どもたちの自然な成長を尊重する姿勢が伝わってきました。

子どもたちが「遊ぶ」ということを学びの中で大切にされている風越学園さんですが、大人も本気で遊び、本気で学んでいる姿を子どもが見ているような風景をつくりたいという願いから出来た「裏風越」と言うコミュニティの場も作られています。
今回はそのコミュニティの場をお借りして、保護者・スタッフの皆様と一緒に「ベアフット」について座学で学び、足のエクササイズや裸足での感覚体験などを行いました。

 


 

VIVOBAREFOOTが大切にしている"自然な足のかたち"はかかとから親指までがまっすぐに伸び、他の4本指とは独立した自然な扇形をしています。これは生まれたばかりの赤ちゃんも同様で、ほとんどの人はこの強く・柔軟であり自然な足をすでに持って生まれてくると言われています。

ご参加いただいた皆さまに、どちらの足の状態が私たちにとって良い状態か聞くと、ほとんどの方は自然な足のかたちを選びました。中には変形している足を"普通"と捉え、尖った靴のような足のかたちを選ぶ方もいらっしゃいました。

 


 

座学の後は、広大な敷地内にある自然環境を使い、足と脳のつながりについて裸足の感覚体験を行いました。

厚底の靴は足からの感覚情報を弱めてしまうため地面の形状や温度などがわかりにくいため”どのように足を置いたら良いか””どのように身体を動かしたら良いか”といった運動に必要な情報の伝達が上手く行われにくくなり、ぎこちない動作や負担のかかる動きになりがちです。

また運動を行ったり姿勢を維持する際には、目や耳、足の触覚などの様々な感覚が使われています。どれか1つの感覚だけが優位になってしまうと、それらの情報を処理する脳の活動にも偏りがでると言われています。

現代の分厚くクッション性の高い靴は、地面からの情報を遮断してしまいます。本来なら足で感じ取れるはずの地面の凹凸や温度、硬さなどの感覚が鈍ることで、私たちはその情報を「目」で補うようになりがちです。

その結果、私たちは常に足元を注視するように確認しながら歩くことに慣れてしまい、足の感覚を頼りに歩く力が弱くなってしまっているように感じます。

 

 

現代的な靴を長く履く習慣が、私たちの身体の土台にもなる足の機能を弱らせてしまっているという少しセンセーショナルなメッセージにも、常に前提を問い直し変わり続けることやその手間を惜しまない姿勢、なにより学ぶことや変わることを楽しく捉えている参加者皆様の姿がとても印象的な1日となりました。

今まで当たり前と捉えて疑わなかった常識も少し視点を変えてみると、日常を豊かにするキッカケになるのかもしれません。

たくさんの情報が溢れて、いろんなことを知る機会には恵まれていますが、どのような景色も結局は実際に見たり、体験してみないとわからないことも多いのではないでしょうか。

 



ベアフットサイエンスは、単なる知識の伝達や、靴を変えることではなく、実際に裸足で大地を踏みしめることで、足と脳、そして身体全体がどう繋がっているかを実感し、ベアフットに取り組むことで起きた身体や心への変化・実体験をより多くの皆様と共有し、ベアフットへの旅路を踏み出す一歩を後押しできるような、当たり前を問い直す旅への「切符」なのかもしれません。

参加者の皆様が、学ぶことや変わること、その手間を惜しまない姿勢、なにより楽しく捉えている姿が印象的で嬉しく感じました。


今回、学びの場を快く提供してくださった軽井沢風越学園の皆様、そして貴重な時間を共有してくださった保護者・スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

足元から始まる小さな1歩が、皆様の日常を豊かにするきっかけとなることを願っています。

 

 

Special Thanks to:
@kzks.2020

Reported by Koutarou Watanabe




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