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足の強さとは:科学で立証された事実

足の強さとは:科学で立証された事実

2021年6月04日

FOOT STRENGTH: BEHIND THE SCIENCE
足の強さとは:科学で立証された事実

Foot strength: behind the science

クリス・ダウト博士と博士課程の学生ローリー・カーティス氏による最近の研究で、Vivobarefootを6ヶ月履いた被験者の足の強度が60%も向上したことが分かりました。これには私たちも驚くとともに、インスピレーションを受けました。同時にVivobarefootを履けば転倒しやすい人でもバランスと身体機能がたちまち改善されるという、ダウト博士とトーマス・クデコ博士による過去の研究結果をさらに裏付けるものとなりました。

足本来の機能を妨げない靴を履くだけで、足が格段に強くなり、バランスが改善されるなんて、おかしいと思いませんか?ベアフットに回帰して、足に何も干渉させないことで足が強くなり、実際にバランスや運動能力が向上するとしたら、これまでのアスレチックブランドの10億ドル規模の革新的な技術は、私たちに一体何をもたらしたのでしょうか?

私たちの足の多くは就学前にすでに変形しています:その割合は、各国の調査によれば、日本では85%、オーストリアでは76%にものぼります。アメリカでは毎年60万件もの前足部の手術が行われていることからも、靴による足トラブルが蔓延していることは明らかです。女性の80%は、何らかの足の変形を抱えています。外反母趾は遺伝ではありません。そしてほとんどの成人が足の痛みを経験しています。変形性膝関節症は、50年前にクッション性のある靴が発明されて以来、2倍に増加しています。腰痛もさらに多く見受けられるようになりました。

200万年の進化は、人間にとって完璧な足を作り上げました。ほとんどすべての人(99%)は、生まれながら完璧な足の設計図を持っています。つま先の狭いトゥボックスや、せり上がったヒールが登場してからわずか数百年、クッション材にいたっては誕生からまだ50年ですが、この足の設計図はその間何も変わっていません。しかし、生き延びるために体を動かす必要性が低くなった現代の生活と、クッションサポートつきで窮屈な靴が、足だけでなく私たちの健康にも弊害を及ぼしています。

クッション性のある靴が好き、という事実について、少し考えてみてください。これらの商品のマーケティングは、快適さに対する私たちの理解を誤った方向に導いていないでしょうか。真の快適さとは、本来健康的であるはずです。そして最も快適な足とは、人生のさまざまな出来事にも耐えられる、強くて可動性のある足です。快適なクッションに支えられた足は弱く、生活にうまく適応できず、故障や不具合を起こしやすくなります。さて「快適な」靴を履くことは本当に快適なのでしょうか?柔らかくてグラグラする靴で硬い路面を歩くことは、本当に理にかなっていますか?クッション性のある靴は、足を弱らせ怪我をしやすい状態にし、より衝撃を高めるランニングパターンを助長し、故障のリスクを高めます。ランニングによる怪我は、足元の状態よりも、体の動かし方に原因があるかもしれません。

足の形とその機能に唯一影響を与えているものは、履いている靴と体の動かし方である、と言っても過言ではありません。実際私たちの動作は、靴に大きく作用されます。足は、制約を受けずに自由に成長し、自由に動かせる条件を与えられれば、非常に優れた生体力学の傑作です。人が「移動」という動作をするときに欠かせない、主要な感覚器官です。人間の第六感、固有受容感覚(目を閉じていても体の状態や動きを空間内で認識できる感覚)は、足から送られてくる感覚情報を頼りにしています。150年の科学の歴史は、健康に悪影響を与える靴に警鐘を鳴らし、裸足の人たちが最も健康的な足であることを説いてきました。

足を地面や体と再びつなげることで、足が強化され、平衡感覚が改善され、巧みな動きをスキルとして身につける機会が増えることを、科学が証明しています。自然が意図するように、徐々にベアフットに適応し、少しずつ強度や柔軟性を身につけることで、生涯にわたって怪我のない動作ができるようになります。

足の健康は、強さとバランス力のための積立年金と考えてください。積立を開始するのに早すぎることはありません。きっと将来、いまの自分の決断に感謝することでしょう。まずはシンプルに、これまでの靴を脱ぎ捨てることから始めましょう。

 

元の記事:https://www.vivobarefoot.com/rw/blog/foot-strength-behind-the-science




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