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琵琶湖を一望できる段々畑で、子どもたちと麦踏みを楽しむ岡田豊さん。自らを”百姓=オーガニックアーティスト”と表現し、琵琶湖の湖西エリアを拠点に活動しています。
豊さんは高校時代からイラストレーターとして活躍してきました。その後現代アートを学び、国内外での個展やアートフェア出展を重ねるにつれ、昨今のアートマーケットに違和感を感じると同時に、キャンバスの狭い空間に表現する窮屈さを感じるようになりました。その思いがきっかけとなり「もっとフィジカルに土や水や人と繋がりたい。」「社会がより良い方向へ向かうために自分のクリエイティブなエネルギーを使いたい。」と思うようになりました。
『 百姓とは自らの手で暮らしを作る人 』
現代では百姓といえば農家をイメージしますが、本来の百姓は自ら百の暮らしの手仕事をこなす存在。豊さんは百姓を現代的に“暮らしを創り出すマルチクリエイター“と再考し、自らの手で自然と共生するクリエイティブな暮らしに挑戦しています。
デザインワークの他に、田畑の耕作や大工、音声メディアの発信や琵琶湖の浜のゴミ拾いなど、枠に囚われない活動の根底にあるのは地域コミュニティと共創し、暮らしに向き合う姿勢を表現すること。
数ある仕事の中でも最近ニーズがあるのが店舗作りなどの大工仕事です。
主に廃材で施工することでアップサイクルされた空間は、生命力に溢れ、温かい趣きも感じます。一度役目を終えた廃材も視点を変えるだけで、また新たな価値になるというART的視点で捉え、ゴミになりかけたものを価値あるものとして救い出したいという想いがあります。
廃材を使用することの面白さは、「すでにある不揃いな素材が適所にはまって輝くよう逆算していく楽しさ」や「あちらこちらから引き寄せられた一期一会のパーツたちがシンデレラフィットした時のドラマチックな快感」なんだそう!その様子を「かわいいな〜」と無意識に呟きながら施工していく豊さんの側で、「納得行くまで作って欲しい」と温かく見守る施主さんの言葉もありました。
以前はソールが厚く守りが固い作業靴を現場で履いていましたが、逆にソールが薄く柔らかいVIVOを履くことは、自分本来の危機察知能力や足回りへの感度が上がると感じているそうです。軽くしなやかで足場の悪い環境でも動きやすく、現場でも畑作業でも大活躍です👣作業中に引っかけ破けた箇所もご自身で繕われていたのが印象的でした。
琵琶湖畔に最近完成したアーチ屋根のかわいいサウナに、地域の仲間と集う豊さん。次なる百姓活動のアイデアが浮かぶ場でもありそうです!
岡田 豊 : @koseiquality @atelier_upinde
ペインターやイラストレーターとして平面作品を中心に国内外でのART活動を経て、現在はびわ湖の湖西エリアを拠点に、土や湖、人や地域とフィジカルに関わり共生、共創にフォーカスし、クリエイティビティを活用中。
現代における百姓を再考し「暮らしを手作りすることが生命の源流のART活動」と改めて捉え、田舎の暮らしにARTの枠を拡張している。
デザインワークの他に、オルタナティブ公民館「打明 」@uchiake_hira 立ち上げメンバー、Podcast 「百姓 ART LAB radio」 @100show_art_lab のMC、クリエイティブ大工、田んぼ、畑、「Monday Beach Cleanup 」代表etc 地域活動多数。
クールな配色のジョン・ジョン・フローレンスモデル
>>自分の+vivoを探す
アトリエウピンデ(@atelier_upinde )として、イベントなどでシルクスクリーンのライブプリントもおこなう豊さん。神秘性、スピリット、祈り、縄文、自然と人の繋がり等をテーマにしている作品を刷ってもらえますよー!
writer:Mariko Hosoi
photographer:Haruo Kotera(@haruo.860)