【ベアフット講習レポート】医療現場でも広がりを見せるベアフットへの認知
「普段運動指導やリハビリを行っている理学療法士を対象に、“TOE-GA(トーガ)”講習を行なっていただけないでしょうか?」
東京八王子市にある『みなみ野心臓リハビリテーションクリニック』さんより、上記のご依頼をいただいたのは4月のことでした。“TOE-GA”とは、Vivobarefootが推奨する足の機能を取り戻すのに効果的な足指のエクササイズです。
5月22日に初めて、医療従事者様を対象としたベアフットサイエンス講習の機会をいただきました。
<みなみ野心臓リハビリテーションクリニック院内の様子>
「そもそも心臓や血管などの循環器と足ってどんな関係があるの?」と思われた方へ。
みなみ野心臓リハビリテーションクリニックさんへ来院される方は、心臓へ不安を抱えていることが多く、特に血流の流れや血圧に不調を訴える人が多いそうです。
ふくらはぎは”第2の心臓”とも呼ばれ、血液を心臓へ戻したり、リンパ液などの体液を身体に巡らせる働きをしています。心臓から一番遠いところは足指でもありますので、運動不足や同じ体勢でいることによって循環にも影響が出ると、足や様々な場所へ症状が起こる可能性があります。
足と循環器系は親密な関係にあることを、今回私たちも学ばせていただきました。一見関わりの無い場所に見えても、身体は全てつながり、相互に関係し合うことで日々の健康が成り立っていることを改めて実感しました。
<ベアフットサイエンス講習>
講習ではまず、ベアフットサイエンスやトーガを行うことの意味を説明し、足指が自身で開けることによって結果的に起こる身体への変化などを皆さんに体験していただきました。
今回は10名を超える理学療法士の方々に、実際にVivobarefootシューズも履いていただきました。一般的な靴との違いや裸足の動き、足裏感覚の重要性を存分に体感していただけたのではと思います。
<トーガ体験中>
来院される方にも自身の足で歩くことや、継続的に運動することの大切さと楽しさをお伝えしながら、Vivobarefootに関心を持っていただけたら幸いです。
そして、今回足を含めより包括的な健康の再生に携わる医療従事者の方々の姿を目の当たりにすることができました。このような貴重な機会をいただけたことに感謝しかありません。
<循環器に不安を抱えている方へも負担の少ない座位でのトーガ>
ベアフットの概念が医療現場でも活躍し、今それを本当に必要としている方々の元へ届けられる1つの架け橋となれたことを誇りに思います。これからもVivobarefootは、医療従事者様、運動指導者様と供に協力しながらベアフットの持つ利点をお伝えしていきます。
Vivobarefootというシューズがそのキッカケとなれること。何よりも自身の足を取り戻すという行動そのものが、私たちの暮らしを豊かにすることを心より願っています。
Written by: Kotaro WATANABE