Vivobarefootは、環境活動団体 One Earth とともに新たな一歩を踏み出します。
NPOアマゾン・フロントラインが主導する、アマゾン上流域の文化・環境遺産の保護プロジェクトをご紹介します:

THE SPARK TO FIGHT BIG OIL
巨大石油産業と対峙する
「1960年代半ば、私が6歳のとき、初めてヘリコプターを見ました。子どもたちはみんな、新種の鳥だと思って森の中に隠れていました。」2018年のバイオニアズ会議(Bioneers Conference: 環境パイオニアが集まる世界会議)で、エクアドル・アマゾンのKofánの男性、エマギルド・クリオロはそう証言しました。 「長老たちも、初めて見るヘリコプターやチェーンソー、白人など、これらすべてが一体何を意味するのか、夢分析までしていたくらいです。」
長年にわたる大規模な資源採掘は、この地域の先住民の生活様式にあらゆる影響を及ぼしてきました。先住民Sionaのアリシア・サラザールは、10人の子どもを育てる母として、そして地域の先住民を代表する者として、バイオニアズ会議以下のように発言しています。その言葉は、熱帯雨林の破壊がもたらす目に見えない損失を、人びとに強く印象づけました。
「今日、私も母国語でお話しできればいいのですが、それができません。他の多くの人たちと同じように、私も母語を失ってしまったのです。今日、この室内にも先住民の人たちがいると思います。みなさんなら、私が言わんとしていることがわかるはずです。知識が失われていくのを感じる、ということを。」

One Earthは、何百万エーカーもの立木を保護する動機と経験を持つのは、マゾンの代々の守り手である先住民族であると言います。しかし、彼らには21世紀の産業の脅威から守るための資源、ツール、ネットワークが不足しているのです。
アマゾン・フロントラインは、国際的な人権弁護士やジャーナリスト、活動家、環境専門家が結集した団体です。アマゾン上流の先住民との活動は、「西洋文明の都市で育った私たちが、先住民族の闘いを支えるにはどうしたらよいか」という問いかけから、10年以上前に始まりました。
その結果生まれたのが、「クリアウォータープロジェクト」です。石油汚染の毒素の危険に最もさらされているコミュニティを守るために、雨水を利用するプロジェクトです。
「石油会社は水を汚染し、人々を分断させました。それが何年も続きました。彼らは私たちを騙し、指導者たちを買収したのです。」アリシアはバイオニアズ会議でこう説明しました。「石油が流出すると、彼らは私たちにツナ缶を持って来て、川で釣りをするなと言うのです。クリアウォータープロジェクトは、仲間をひとつにしました。ついに私たちの胸のうちに火がついたのです。」
そしてこの火花が非営利団体「セイボ・アライアンス」を生み出しました。4つの先住民族のメンバーで構成される先住民主導の団体で、先住民の文化的生存とアマゾンの熱帯雨林の保護のために日々戦っています。
アマゾン・フロントラインは、その「現場主義、傾聴主義」によって、アマゾン上流域の先住民族から信頼と尊敬を得ています。セイボ・アライアンスと手を携え、ローカルな人たちによるローカルな解決策を作り上げるパートナーシップ・モデルを構築しました。そしてこの解決策を拡大することによって、すでに70万エーカー以上の原生熱帯雨林の保護に成功しています。

セイボ・アライアンスは、 そのセンターを熱帯雨林の中に構え、運営しています。 現在、フルタイム勤務の先住民スタッフが30名在籍しています。80の村と500万エーカーを超える原生熱帯雨林で、影響力のある取り組みを行っています。
セイボ・アライアンスは、TIME100やBBC、国連イクエーター賞やゴールドマン賞、バイオニアーズ(Bioneers)にも認知され、今やその名は世界に知られています。
"Take one step for One Earth.”
ひとつの地球のために、いまこそ一歩を踏み出しましょう。このプロジェクトに興味を持たれた方は、ぜひ私たちと一緒にその声を上げてください。
#OneStep4OneEarthを使ってコメントやシェアをしてくれるたびに、私たちが代わりに1ドルをプロジェクトに寄付します。どうか拡散にご協力ください。Vivo X One Earthは、合計30,000ドルのコミュニティ寄付を支援します。
One Earthの資金は、アマゾン・フロントラインズに直送します。彼らはセイボ・アライアンスと一緒に、先住民の土地と文化への脅威に対する取り組みを行っていきます。現在さまざまな角度からプロジェクトが進行しており、以下にそのいくつかを紹介します。
- 食料と医薬品の主権を高める
- 先住民主導による地域の土地パトロール隊の訓練と装備提供による領土の保護
- 女性主導の小規模な地域事業
- 法的措置による先住民固有の土地の所有権の奪還
これらはすべて、いま地球が必要としている解決策の代表例です。みなさんの支援によってこれらのプロジェクトはさらに成長し、根本から変化を生み出すことができます。例えば:
- 炭素を地中に固定し、生物多様性の豊かな土地を保護する
- 再生農法を実践する農家を支援する
- 文化的知見を保護する - (年長者は、人と地球が調和して働く方法について、一つや二つは知っているはずです)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
「ワポニ、デオヒ、チガ・ツ・アフェプエヘ、スルパ、グラシアス!」

元の記事:https://www.vivobarefoot.com/rw/blog/one-earth-amazon-conservation